MRI検査・MRA検査
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MRI検査
MRIとは?
MRI(磁気共鳴断層撮影装置)とは、磁気の力を利用して、画像検査を行う「画像診断装置」です。
放射線を使わないので、レントゲン検査のように被ばくする心配はありません。検査台の上に横になっていただき、比較的短時間で検査が終えられて、痛みもありません。様々な方向から撮影することで、高精度な検査・診断が可能となります。
こんな症状の方に検査をおすすめしています
- 頭痛
- めまい
- 耳鳴り
- 耳が聞こえにくい
- 手足のしびれ・脱力・震え
- ふらつき
- 物忘れがひどくなった
- 言葉がすぐに出てこない
- 頭部を強打した
- 瞼や顔面が痙攣する
こうした症状でお悩みでしたら、一度当院へご相談ください。脳腫瘍などの重篤な病気が原因で、頭痛やめまいといった症状が現れることもあります。お体から発せられるメッセージに耳を傾けて、病気の早期発見・早期治療をはかるためにも、気になる症状がありましたら当院までご連絡ください。
最新型のMRI装置を導入
従来のMRIに比べて、より高精細で精密な検査が可能になりました
2021年1月より、精密な検査を短時間で患者さまにご提供できるよう、最新型のMRI装置を新たに導入いたしました。
従来型の装置よりも検査時間が約半分に短縮されることとなり、検査自体の時間はもちろん、待ち時間も含めてスムーズに検査を行うことができます。撮影画像もより高精細となっておりますので、さらに精密な検査が可能となりました。
原則、ご来院当日に検査結果をご説明します
当院では、原則、ご来院いただいたその日にMRI・MRA検査を実施して、当日に検査結果もご説明するようにしています。検査の受診からご説明まで、スムーズに進行できる体制を整えています。
問題がなければ、1回のご来院で済みますので、「時間がかかりそうで心配」「仕事が忙しい」という方も、気軽にご来院ください。
安心の検査が可能です(閉所が苦手な患者さまもご安心ください)
患者様には検査台の上で横になっていただくだけで、痛みや副作用もありません。また、エックス線を使用しないので、被爆等の心配もありません。
閉所や圧迫感が苦手な患者さま、閉所恐怖症の患者さまには検査時に頭部にかぶせるカバー(ヘッドコイル)の前面を装着せずに検査も可能です。さらに、装置内(筒内)の灯りを付けたままで検査も可能ですので、その点でも安心して検査をお受けいただけます。
また、検査時に装置が発する音の低減も大きな特徴であり、安心してリラックスしながら検査をお受け頂けます。
MRI・MRA検査でわかること
MRI検査
MRI検査では脳内の状態が把握できます
MRI検査では、脳内の状態を把握することができます。MRIから照射された電磁波に、脳の細胞に含まれる水素原子が反応することで、3次元的な画像が撮影して、脳を立体的に観察することが可能となります。
MRI検査でわかる病気
- 脳腫瘍
- 脳梗塞
- 隠れ脳梗塞
- 脳出血
- 隠れ出血
- 認知症の早期診断
- くも膜下出血の原因となる脳動脈瘤
など
MRA検査
MRA検査では脳内・首の血管の状態が把握できます
MRA検査では、脳内や首の血管の状態が把握できます。脳に電磁波を照射して、脳や首に張り巡らされている血管だけを、鮮明に立体画像化します。基本的に造影剤を使用する必要はなく、CT検査では確認できない、頭蓋骨の中の血管も詳細に観察することが可能です。
MRA検査でわかる病気
- くも膜下出血の原因となる脳動脈瘤
- 脳梗塞の原因となる血管の詰まり
- 頸動脈のプラーク
- 椎間板ヘルニア
など
CTとの違い
それぞれにメリット・デメリットがあります
MRI検査、CT検査、それぞれにメリット・デメリットがあります。各検査は撮影技術や形式が異なり、病状や撮影する箇所、目的などによって適切に選択する必要がありますが、その判断は医師が行い、患者様側で選択する必要はありませんので、ご安心ください。
MRI検査のメリットとして、「脳内などの水分の多い箇所の画像診断に力を発揮する」「放射線を使わないので、被ばくはなく、小さなお子様や妊婦様でも安心」などが挙げられます。一方、「CT検査と比べると検査時間が長い」「心臓ペースメーカーを使用されている方、刺青・アートメイクのある方などは受けられない場合がある」などのデメリットがあります。
CT検査のメリットは、骨などの水分の少ない箇所の画像診断に力を発揮し、また検査時間も10分程度と短い点です。ただし、放射線を使うので、わずかではありますが被ばくすることになります。また、骨や空気の影響を受けて、見えにくい部分が出てくる場合があります。
MRI・CTの違い
MRI | CT | |
---|---|---|
検査方法 | 磁気共鳴現象を利用して、3次元的な画像を撮影し、脳を立体的に観察する | 放射線を用いて連続撮影した画像を、コンピュータ処理し、体の断面像を得る |
撮影箇所 | 全身 | 全身 |
メリット | ・MRIと比べると検査時間が短い ・レントゲンでは確認できない小さな病変が特定できる |
・脳内などの水分の多い箇所の画像診断に力を発揮する ・放射線を使わないので、被ばくがない ・断面図のほか、縦断面も撮影できる |
デメリット | ・放射線を使うので、わずかではあるが被ばくすることになる ・動いているものは撮影できない |
・CT検査と比べると、検査時間が長い ・心臓ペースメーカーを使用している、刺青・アートメイクがある方などは受けられない場合がある |